JP MARKET

AIを活用した革新的な越境ECサービス「SAZO」がスタート日本向けに韓国商品を提供

kancos

SAZOが提供する新しい購入体験

名古屋市に本拠を置くSAZOは、AI技術を駆使して韓国のECサイトからの購入手続きを簡略化し、ユーザーに直接商品を提供する新サービスを開始しました。このサービスでは、商品ページの自動翻訳や送料の計算をAIが担当し、従来の代行サービスよりも速く、より安価に商品を日本の消費者に届けます。

サービスの特徴と利点

利用者は韓国のECサイトに掲載されている商品リンクをSAZOに入力するだけで、AIが自動で翻訳を行い、商品サイズの推定から送料までを計算します。SAZOは購入代行を行い、商品を日本へ発送します。このプロセスにより、注文から平均5日で商品が到着するため、従来の1週間以上かかる代行サービスよりも大幅にスピードアップします。

SAZOの目指す市場と未来の展望

SAZOは特に10代から40代の女性をターゲットにしており、彼女たちの韓国化粧品やファッションへの関心を捉えています。また、サービスはECの公式サイトからの購入に限定され、SAZOが独自に検品を行うことで模倣品の流通防止も図っています。将来的には韓国以外の地域のECサイトからの購入も可能にする計画です。

投資とサポート

新サービス開発のため、SAZOはJ-KISS型新株予約権方式で5000万円を調達しました。この資金は開発者の採用や物流の整備に充てられています。投資者にはインキュベイトファンドやゼロイチキャピタルなどが名を連ね、今後のビジネス展開に向けた強力な支援を受けています。

SAZOについて

SAZOは、韓国出身のギル・マロCEOによって2023年10月に設立されました。同社は、EC市場のグローバル化と効率化を目指して、新しい越境ECサービスを提供し続けることを目標としています。

ABOUT ME
KANKOS
KANKOS
ライター
韓国出身。現地のコスメ業界の最新トレンドやイノベーションについての情報発信をしています。10年間、アジア全域の美容市場に焦点を当て、リテール業界の専門家やブランドマネージャーたちに向けて、市場の動向、消費者行動、製品開発の情報を提供してきました。
記事URLをコピーしました