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オリーブヤング、日本市場への本格進出―上半期に日本法人設立

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グローバル事業拡大を目指すオリーブヤングの新たな動き

韓国の大手ヘルスアンドビューティーストア、CJオリーブヤングが、グローバル市場拡大の一環として、日本市場への本格進出を計画しています。同社は、日本が地理的に近く、消費傾向が韓国と類似していること、そしてK-ビューティーへの関心が高いことから、優先的に進出する戦略国として選定しました。

日本法人設立とビジネス戦略

オリーブヤングは2024年上半期中に日本法人を設立し、事務所を開設する予定です。日本の流通チャンネルを通じて自社ブランドの化粧品を供給し、K-ビューティーの認知度をさらに高める戦略を展開します。2020年から2023年までの4年間で自社ブランド製品の日本での売上高は年平均125%増加し、2024年第1四半期には前年同期比76%増の売上を記録しています。

日本市場への直接出店は未定

オリーブヤングは日本市場への直接出店についてはまだ決定していませんが、過去にはアメリカと中国で法人を設立し、主にオンライン事業を展開しています。中国では10店舗をオープンしましたが、赤字が続いたために閉店しています。

オリーブヤングのグローバル戦略と業績

オリーブヤングは自社のオンラインモールを通じて約150カ国・地域に約2万種のビューティー製品を提供しています。自社ブランド製品の輸出にも注力しており、「BIO HEAL BOH(バイオヒールボ)」や「WAKEMAKE(ウェイクメイク)」などがあります。2023年の売上高は約3兆8000億ウォン(約4320億円)で、前年比39%の急増を記録しました。

海外市場への注目と戦略的な取り組み

特に海外の消費者による売上高は前年比660%増加しており、業界内ではオリーブヤングが海外市場への進出を強化するとの見方が出ています。オリーブヤングの関係者は、中小・独立ブランドを中心に形成されたK-ビューティー産業が海外で本格的に注目されており、米国・日本などのグローバル戦略国を中心に、K-ビューティーブランドの活動の舞台を広げることに寄与したいと述べています。

まとめ

オリーブヤングの日本法人設立と市場進出は、グローバルなビューティー市場でのさらなる成長を目指す戦略的な一歩です。日本での消費者と流通チャンネルを通じてK-ビューティーの認知度を高め、自社ブランドの展開を加速させる計画を持っています。今後の動向が注目されます。

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ライター
韓国出身。現地のコスメ業界の最新トレンドやイノベーションについての情報発信をしています。10年間、アジア全域の美容市場に焦点を当て、リテール業界の専門家やブランドマネージャーたちに向けて、市場の動向、消費者行動、製品開発の情報を提供してきました。
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