TBSグループとCJ ENMがドラマ・映画の共同制作を決定
2025年に地上波ゴールデンタイムで放送予定
TBSグループと韓国の総合エンターテイメント企業CJ ENM(シージェイ・イーエヌエム)は、今後3年間で3本以上の地上波ドラマと2本の劇場用映画を共同制作することで合意しました。これは、両社が締結した戦略的パートナーシップ協定の一環として行われるもので、2025年にはTBSの地上波ゴールデンタイムで少なくとも1本のドラマが放送されることが決定しています。
戦略的パートナーシップとクリエイター交流
この合意の一環として、TBSグループのTBSテレビ、TBSスパークル、THE SEVENのクリエイターとCJ ENMグループ傘下のStudio Dragon(スタジオ・ドラゴン)、CJ ENM STUDIOS(シージェイ・イーエヌエム・スタジオズ)などの制作会社に所属するクリエイターが、韓国でワークショップを実施しました。今後もクリエイターの研修を行うことで、日本と韓国のトップクリエイター間の交流を通じて、世界中の視聴者を魅了するコンテンツ制作を目指します。
CJ ENMのグローバルな活動
CJ ENMは、グローバルエンターテイメント企業として、映画、ドラマ、バラエティ番組など多岐にわたるコンテンツを企画、制作、配給しています。この企業は「パラサイト 半地下の家族」でカンヌ映画祭を受賞し、「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」などのドラマや「I Can See Your Voice」のようなバラエティ番組を世界中で展開しています。また、ドラマ専門制作スタジオ「Studio Dragon」や、アメリカに本社を持つ「Fifth Season」など、メジャーな制作・配給スタジオを保有しており、音楽イベントやアワードの運営も手がけています。
TBSの海外事業と今後の展望
TBSは1960年代からドラマ、バラエティ番組、アニメ、映画などあらゆるジャンルの海外展開に積極的に取り組んでいます。特に「VIVANT」「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」「半沢直樹」などのドラマや「SASUKE」「風雲!たけし城」などのバラエティ番組が国際的に人気を博しており、160以上の国と地域で数百作品、数万話が販売されています。最近では、動画配信やIP活用を通じて商品化、出版、テーマパーク、タイアップなどのマルチ展開にも活動を広げています。
まとめ
TBSグループとCJ ENMの共同制作は、日本と韓国のエンターテイメント業界における新たなマイルストーンとなります。クリエイター間の継続的な交流と協力により、視聴者に新しい体験と高品質なコンテンツを提供することが期待されます。2025年の放送を皮切りに、これらの共同制作作品がどのような影響を世界に与えるか、大いに注目されます。